肝硬変の食事療法は?代償期・非代償期の食事制限のポイント

肝硬変になったときの食事療法

食事は、肝障害の程度によってことなります。

 

無症状のとき(代償期)

バランスが良く、塩分が少ない(1日7g以下)食事にするように気をつけます。
むくみや腹水があるときは、塩分の制限が必要です。

 

自覚症状がでてきたとき(非代償期)

塩分制限(1日5g以下)とたんぱく質の制限が必要です。

 

なぜたんぱく制限が必要?

 

蛋白の制限が必要なのは、肝機能が低下しアンモニアの処理力が落ちるからです。

 

アンモニアがたまると高アンモニア血症や肝性脳症を引き起こします。
脳症というと重篤な病気のように感じますが、イライラやぼんやりなどの軽い精神症状〜昏睡までレベルがあります。
肝性脳症についてはこちらのページ⇒肝性脳症にまとめてあります。

 

高タンパク・高エネルギー食がいいと聞きましたが。

 

日本の場合は肝硬変の原因は、75%がC型肝炎によるものという実情を加味し
現在では、肥満や糖尿病などの併発を防ぐため、高タンパク高エネルギー食は推奨されていません
脂肪の多い食事は高脂血症のもとになりますし、高タンパクの食事は肝臓に負担がかかります。

 

 

代償期・非代償期とは

 

肝臓では、アンモニアの代謝や薬剤や異物の解毒・代謝を行っています。

 

肝不全は、肝臓の機能が低下し、意識障害(肝性脳症)や黄疸・腎不全などが起きた状態のことです。
肝硬変や肝癌が進行すると徐々に肝不全になることがあります。

 

肝硬変には、@無症状の時期と、A進行して症状がでてくる時期に分けられます。
@最初の無症状の時期は、代償期といいます。まだ壊れていない肝細胞が必死に働いているため、目に見える症状はほとんど出ません。
A進行して症状が出てくる状態を非代償期といい、黄疸や肝性脳症など肝障害の症状が現れます。

 

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